お知らせ

2022-02-11 22:10:00

それぞれの育てたい生徒像

難しいタイトルをあげました。それぞれの学校にはそれぞれの建学の精神、教育目標があり、学校や所属する生徒の特色・特徴があります。
以前、娘の中学受験の志望校を検討した時、品川女子学院という学校を候補にしていました。県内の学校に先に合格を頂いたので、受験しませんでしたが。では、東北から何でそんな遠くの学校を受けたいと思ったか?と言うと、仕事の関係で同校の漆校長(当時)の講演を聞く機会があり、卒業して10年後の28歳に活躍できる人材を育てると言う、同校の教育目標とその内容にとても共感したからです。また、学校見学に行って、生徒さんの生き生きと活動している姿が印象的だったからです。

あなたの学校はどんな生徒に育てたいのでしょうか?そのための教育内容になっていますか?
逆に学校でそれが実現しないなら、あなたはどうしますか?

今日は私の夫の話しです。
夫は中高生の時、先生から「悪事の影にTあり」とまで言われ、高校生の時には停学処分も受けています。制服は着崩し、髪型はリーゼント。一線は踏み越えてない、と本人は言っていますが、不良の一歩手前というところでしょうか。
でも、現在、一応それなりに社会的に成功し、本人も自分の仕事に誇りとやりがいを持っています。そして、時々、学校や企業の方から講演の機会を頂いて、仕事にまつわる話しをする機会もあるようです。
さて、ここから本題。自分のやりたいこと、あるいは生き方や方向性と学校の目指す方向性が違っていたら、どうしますか。
子どもを持つ親としても、中々に微妙な問題です。
正直、夫は中高生の頃、学校にとっては望ましくない生徒であったと想像できます。学校に在籍していた時に学校にとって都合がいい生徒を学校は育てたいのでしょうか?成績が良くて、大会で入賞したり、ボランティア活動に熱心だったり。いわゆる優等生を評価する学校が多いように感じています。それぞれの生徒の価値観や個性に焦点を当てて、それを延ばす土壌や舞台が提供できているでしょうか。特に中学高校の頃は生徒さんたちも、まだまだ社会が狭く、自分の将来を見通すには経験が足りない部分もあるかと思います。それを踏まえたうえで、どんな人材を、世に送り出したいのか、そのためには何を、教育機関として生徒たちに何を提供できるのか、是非その点を重視して、進学先を考えてみてください。

私は勉強することではなく、「学ぶこと」は楽しいと言う想いを私達大人は子ども達に伝える義務があると思っています。そう言う想いを持って、大学や社会に送り出してあげたいと心がけて指導をしていこうと自分に言い聞かせています。自分の人生に自分で責任をもって切り開いていけるように。そして、あなたの目指している大学はあなたの実現したい生き方に沿った教育を提供してくれていますか?建学の精神はあなたの生き方の方向性とあっていますか?そんなことも一緒に生徒さんと考えていきたいと思います。

 宮城県 仙台市で【総合型選抜(AO入試・推薦入試)個別指導】 志望理由書・活動報告書・面接の個別指導 をいたします。

総合型選抜や学校推薦型選抜で大学入試を考えている高校生の皆さん、連絡をお待ちしています。

 お問い合わせはこちらまで→メールアドレス:info@tsubame-seminar.com

 つばめセミナー代表 平井

2022-02-05 09:45:00

進路選択の正解とは?

以前志望理由書の、書き方のところで、志望理由のテーマに正解、不正解、良い、悪いは基本的にはなく、それぞれの考えや価値観で自分自身の方向性を決めていきましょうという事を書きました。
先日、日本経済新聞の「受験考」というコラムで「進路選択 正解にするのは自分」というタイトルの記事が掲載されていました。とても、共感できる記事でした。
皆さんは、どのようにその進路決めましたか?
志望の学部があるから、学びたい教授がいるから、家から近いから?偏差値が高いから?親や先生に薦められたから?でも実際には、偏差値や共通テストの結果や、推薦枠、評定の結果など折り合いをつけなくてはいけない場面もありますよね。親の立場や学校の先生は最短距離や社会的な立場から、より今後に有利と現在の状況から考えられる選択肢を勧めてくるでしょう。それでうまくいけばいいのですが、もしもうまくいかなかったら、つまずいたら、どうしますか?
自分自身の第一希望の学校に特攻するのも、模試の結果で決めるにしても、推薦枠があるところから決めるにしても、進路選択は自分自身で考えて決めないと、つまづいた時に人のせいにしてしまう可能性があります。そして、失敗を人のせいにして生きていくことになる可能性があります。でも例えそれが当初の希望通りではなくても、特攻した結果玉砕して、滑り止めのまた滑り止めに決まったとしても、自分の意思で選択したことは進学してから、就職してから、これは違った、失敗したと思っても、また自分の力で立ち上がって、前を向いて次を考えることができると思います。そう、自分で決めたら、失敗ではなくまわり道や寄り道になるだけなんです。急がば回れ。自分の進路の選択に自分で責任をもてるように考えましょう。
さあ皆さんも一度自分自身をしっかり見つめて、これからどう自分自身の人生を生きていきたいのかを一緒に考えていきませんか。

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 つばめセミナー代表 平井

2022-01-12 21:25:00

自分の好きなことを毎日やり続けること

好きこそものの上手なれ、ということわざがありますね。まさに、これこそ志望理由書に書く内容です。

私の好きなテレビ番組で、「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」と「マツコの知らない世界」があります。

どちらも出演者が自分の好きなものの研究成果を、それこそ目をキラキラさせて説明してくれますね。テレビを見ていると「へえ~~」って関心してしまいます。

また、昨年秋に、葉加瀬太郎さんのコンサートに行ってきました。とても素晴らしい時間を過ごすことができました。そこで、葉加瀬太郎さんの曲の合間のお話の中で心に残ったことがあります。葉加瀬さんは本当にバイオリンが好きで好きで、毎日毎日やり続けたそうです。葉加瀬さんのそのままの言葉は忘れてしまいましたが、好きなことをやり続けていくと、いろんなことが見えてくるというようなことをおっしゃっていました。なんて素敵なんだろうと深く感動しました。

高校生の皆さんも、やり続けたい好きなことが見つかるといいですね。それが直接、大学進学や職に結びつくかはわかりませんが、なんでも好きなことを毎日やり続けていくと、そのことを通じてきっといろんな出会いがあるのだと思います。きっとそんな出会いに勇気づけられて、背中を押されて、手を引っ張ってもらって、そして最後は自分の足で前に進んでいけることでしょう。

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 つばめセミナー代表 平井

 

2022-01-02 14:07:00

人生の分かれ道その2 人生は偶然でできている

私はキャリアコンサルタントの資格を持っています。資格取得にあたって、指定の養成講座を受講しました。

そこで、実技とともに、様々なキャリア理論を学習します。そこででてくる理論の一つにクランボルツ 教授らが提唱した考え方で「計画的偶発性理論/計画された偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)」というものがあります。「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」として、その偶然を計画的に設計して自分のキャリアを良いものにしていこう、というキャリアパスに関するポジティブな考え方です。

偶然の出来事、偶然を計画的に設定して。。。というのは、受験でも同じです。もちろん第一志望に合格できるように努力をするのは当然ですが、それでも不合格の場合、第二志望に進学した場合、とか、様々な場合を想定して、どう転んでも前向きに生きていけるようにしたいですね。乃木坂46の「きっかけ」の歌詞にあるように、生きることは、一つの選択肢を選んで、考えたそのうえで未来を信じること、人生に正解はありません。

さて、人生の別れ道について、私の経験をお話をしていますが、今回は弟の話をします。

弟は、外資系の精密機械のメーカーの設計開発部門にエンジニアとして就職しました。首都圏から離れたくないとずっと言っており、首都圏に職場のある会社を選びました。ですが、その後、様々な経済状況や事業環境の変化の中で、彼は一度として自ら転職活動をすることなく、会社側の都合(M&Aや事業分割、合併など)で5社も会社を結果として渡り歩くこととなりました。事業所も首都圏から、県庁所在地ではない地方都市へと移り、首都圏を離れることを渋っていましたが、周囲の勧めもあり、退職することなく、転居していきました。私に詳しい話をすることはありませんが、おそらく、会社が変わるたびに、人生の選択・分かれ道があり、どれかの選択肢を選ぶ必要があったことだろうと思います。経営方針が変わり、経営幹部も変わり、様々な葛藤があったようです。そのなかでも、その場その場で新たな環境を楽しんで、前向きに仕事に取り組んでいます。これら選択は、自分で望んだものでも、計画したものでも、あらかじめ分かっていたものでもありません。きっと、ある程度の年齢の方であれば、これぐらいの経験をされている方は多いと思います。

高校生・受験生の皆さんも、これから訪れる人生の分かれ道を前向きに捉えられるようにしてもらいたいと思います。初めに戻ってクランボルツ は、積極的な人生の転機を迎えるために「こじじゅらり」と我々が語呂合わせて覚えた5つの行動指針:「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「冒険心」が大切だと述べています。

チャンスの女神様の微笑みを見逃さないようにしたいものです。  

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 つばめセミナー代表 平井

 

 

 

 

2021-12-30 09:48:00

人生の分かれ道 その1私の友人の話

人生の分かれ道って経験ありますか?

これを読んでおられる、高校生や受験生の保護者の皆さんなら心当たりがあるかもしれません。

私にも、後から気が付くことが多いのですが、あの時は私の人生の分かれ道だったんだと思うことが何度かありました。

多分小さな分かれ道は、毎日あるといっても過言ではないかもしれませんね。

また、自分のことだけはなくて、実は友人の人生の分かれ道に影響を与えたと思うこともあります。

高校生の時です。理系と文系にクラス分けするときに、自分はどんなことに興味があって、そのためには何学部の何学科に行くのか、そのためには、来年の理科科目の選択はどうするのかという話を毎日のように友人たち数人でしていました。そのうちの一人の友人はもともとは英語に興味があり、文系に進むつもりでした。私を含めたまたま、その時同じクラスの女性陣のほとんどが生物系医学系の学問を志望しており、その話を毎日聞いていたせいでしょうか、気が付けばその友人は理系クラスに進み、大学も農学部に進み、就職もその専門を生かした公務員の技術職になりました。選択したのは彼女自身ですが、私たちとたまたま同じクラスになり、私たちの話を毎日聞かされなければきっと彼女は違う人生を送っていたのでは?と今も思います。あなたの進路はどうしてそれになりましたか?

次はキャリア理論の計画的偶発性理論についてご紹介したいと思います。

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