お知らせ
2023-06-29 20:15:00
志望理由書の書き方⑭ 正解は一つではない
帰ってきました、志望理由書の書き方シリーズ。
人にはそれぞれの価値観があり、国や地方や年代などでもそれぞれ受けてきた教育や時代や社会的な背景などで、一つの事象に対しても個人個人でそれぞれのとらえ方をしています。
皆さんがこれから取り組む課題は、一つの問いに対して、学校のテストのように一つの答えしかないのではなく、たくさんのアプローチや正解があります。それをどのように導き、どのようにアプローチしていくのか、あるいはどんな角度で課題をとらえるのか、是非、日々の身近なニュースなどを事例として取り組んでみてはいかがでしょうか。志望理由を考えるきっかけにもなるでしょう。
例題①:現在、日本の出生率が低下し、少子化が加速していることが問題となっています。少子化対策として、今日本が取り組むべきことは何でしょうか。その理由と対応策を述べなさい。
例題②:ある自治体では、小学校・中学校の児童生徒の不登校が問題となっており、その割合が県内でも下位に位置しており、その低下に向けて対策を取ろうと考えています。それに対して、あなたはどのように考え、どのような対策を打ちたいと考えますか。その理由とともに述べなさい。
そして、あなたの志望理由、例えば、SDGsを実現する「ジェンダーギャップをなくしたい」あるいは、「貧困問題を解決したい」だったり、「水資源を守りたい」や「食料問題を解決したい」だとします。はいろんな角度でのアプローチが考えられないでしょうか。
あなたのユニーク(独特な)考えを、論理的に展開し、そのうえで大学での探求で何を突き詰めたいのかを言語化していって欲しいと思います。「言語化」するというのが大切です。そのためには、先生でも親御さんでも、友達でもいいので、対話を重ねていくことが重要です。対話をすることで、自分で何がわからないのか、何を求めているのか、自分の中で整理ができるはずです。そして、もし、より志望理由を深めたいなら、しっかりした指導者と対話をすることをお勧めします。
宮城県 仙台市で【総合型選抜(AO入試・推薦入試)の個別指導塾】 志望理由書・活動報告書・面接の個別指導 をいたします。
総合型選抜や学校推薦型選抜で大学入試を考えている高校生の皆さん、連絡をお待ちしています。
※何を学びたいのかわからない生徒さんの進路選択や受験戦略立案のお手伝いもいたします。
お問い合わせはこちらまで→メールアドレス:info@tsubame-seminar.com
2023-06-14 20:53:00
総合型選抜・公募型推薦を目指す皆さんはそろそろ志望理由書作成を始めましょう
どちらの方式についても各大学からの詳しい募集要項がそろそろ発表されます。
総合型選抜の出願は9月1日からです。入試は10月1日からです。
学校推薦型選抜の出願は11月1日からです。選考も早いところは11月中旬から始まります。
そしていずれも年内には合否が発表されます。
そろそろ志望理由書作成開始のタイムリミットといえると思います。特に、強力な武器アイテムのない生徒さんはスタートダッシュが早ければ早いほど合格確率は上がるでしょう。
まずは希望する大学の募集要項をしっかり確認して自分は受験資格があるのかないのか確認をしましょう。
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2023-06-14 20:00:00
実録 志望理由書ができるまで その2
前回 その1の続きになります。
高校3年生の夏休みの段階でようやく自らが何をしたいのか、真剣に考え始めました。コロナの影響でなかなか行けなかったオープンキャンパスにようやく行くことができたのもこの時期です。この時点で9月下旬の出願まですでに2か月を切っていました。本来なら、総合型選抜で合格するには、遅くとも高校3年生にあがる春休みには準備を開始しはじめないと、合格はなかなか近づいてきません。今回、合格できたのは、いくつか要因がありますが、彼女は、総合型選抜を受験するにあたってのゲームでいうところの武器アイテムを持っていました。まずは、評定が4.3以上ありました。英検2級を取得していました。そして、最強アイテムとして、12年間継続してきた、ダンスの経験があり、賞こそとっていませんでしたが、コンクールや発表会などに何度も出場し、そこから得た体験がたくさんありました。
そして、大学での学びを調べていく中で、立教大学 現代心理学部 映像身体学科の学びが自らの学びたいことができそうだと目星をつけました。
そこから、再度、どうしてその学科にひかれたのか、何をそこで学び、その学びから何を実現していきたいのかを掘り下げていくための対話を始めました。志望理由書の内容として、志望のきっかけ、学びたいこと、学びたいことについて現在知っていること、これまでの経験からの気づきや学んできたこと、そのうえで何を探求していきたいのか、これまでの12年間のダンスの経験をもとに、そこでの気づきを踏まえて志望理由に落とし込んで、ストーリーを展開していくことになりました。そこから、私との延々と続く対話が始まりました。(その3に続く)
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