お知らせ

2022-04-26 20:28:00

東北大学のAO入試

宮城県民の憧れの国立大学といえば、東北大学です。ほぼ全ての学部があり、国内の、大学ランキングでは必ず東京大学にも引けを取らない順位をつけています。
このところ、様々なメディアで東北大学のAO入試で入学した学生が優秀であること、東北大学のAO入試は学力重視であることが知られてきています。

成績が最もいいのはAO入学者 東北大、早稲田大の内部資料で判明|大学入試改革の「本丸」|朝日新聞EduA (asahi.com)

それもそのはずです。東北大学のAO入試の特徴、特にⅡ期ですが、書類審査後の2次試験は、一般入試の個別学力試験よりも難しく高度な内容の論述式のペーパーテストが課されます。英語はかなりな長文、そのうえ理系の学部では専門分野の英語の長文を読ませたり、理系の学部の面接試験では、物理や数学の口頭試問があるとも言われており、相当ハイレベルな学力(論理的思考力、理解力、文章表現力など)を要求しています。実際にAOで不合格になったかなりの数の生徒さんが、一般入試で合格しているそうです。

ただし、ここが重要なのですが共通テストを課さないⅡ期では工学部、理学部であれば国語と社会が、そして、文学部、法学部、教育学部では数学と理科が試験科目にありません。
一般入試では、共通テストで全ての科目で満遍なく点数を取る必要があり、また、文系学部でも、2次試験に数学が必ず課されます。
大学として、そこでは取りこぼしてしまうような、優秀な学生を確保する手段としてAO入試を位置づけていると私は理解しています。

皆さんも、このような大学側の意図をしっかり理解して、自分に合った方式での入試を選択して下さい。

宮城県 仙台市で【総合型選抜(AO入試・推薦入試)個別指導】 志望理由書・活動報告書・面接の個別指導 をいたします。

総合型選抜や学校推薦型選抜で大学入試を考えている高校生の皆さん、連絡をお待ちしています。

 お問い合わせはこちらまで→メールアドレス:info@tsubame-seminar.com

 つばめセミナー代表 平井

2022-04-25 21:27:00

大学受験の戦略 高校選びも重要①

共通一次世代の私が高校生の頃は、大学受験の方式は、ほんの少数の指定校推薦と一般入試だけだったと思います。そのほかには帰国子女入試が特別枠であったくらいかもしれません。ですので、どこの高校に行っても、一生懸命勉強するしか、希望の大学に行く方法はありませんでした。

現在の大学入試は総合型選抜、学校推薦型選抜が入学者の約半数を占めています。自分の個性にあった方式での受験をすることが希望の大学の合格に一歩近づく方法です。特に学校推薦型選抜のなかの指定校推薦は日々の学校の勉強を大切にして、いい成績をとれば推薦を受けることができます。

 今回は私立大学に絞って話をしたいと思います。

皆さんが行きたい大学、学部はどこですか?その大学・学部に行ける指定校推薦を持っている高校はありませんか?

あなたの特技(スポーツや芸術など)が生かすことができませんか?

また、その高校はあなたの現在の学力で、入学後の成績はどのあたりになりそうですか?希望する大学の推薦に必要な評定はとれそうでしょうか。

評定は、チャレンジをして自分の実力より一つ上の高校に行くより、少し余裕を持ったレベルの高校のほうが評定はよくなるでしょう。

実際、中学時代に成績が自分より振るわなくて、ランク下の高校に行った同級生が3年後に指定校推薦で入った大学は一般入試で受験した自分とはランクがかなり上の大学だったと言うこともよく聞く話です。

 

例えば上智大学には、カトリック特別入試という学校推薦型選抜の一つにあたる制度があり、カトリック系の私立学校の生徒が受験可能です。

もちろん、評定基準や英検資格などが必要ですが、一般入試に比較すれば比較的入りやすい制度になっています。

 

また宮城県では人気の東北学院大学。宮城県内のほとんどの高校で指定校推薦の推薦枠があると思います。

仙台一高や仙台二高などでは、おそらくその推薦枠は誰も使うことがないでしょう。

一方、偏差値50以下の高校では成績上位の生徒さんが利用されるのではないでしょうか。

学校によっては、推薦枠のある学部が限られていることもあるそうです。

実は東北学院大学へ入学する一番の近道は、東北学院中学から入学して、高校からTGコースに進むことだと私は個人的に思っています。高校からなら東北学院榴岡高校から内部進学ですね。

 

宮城県では、公立高校の多くが国公立大学への進学を薦めるのに対して、私立高校がうまく指定校推薦を使って大学進学を勝ち取っている印象があります。

GMARCHや関関同立、日東駒専などの有名大学にも複数の推薦枠を持っている高校もあります。

自分の行きたい大学が決まっているのであれば、指定校推薦を狙って受験する高校を選ぶのを一つの考え方だと思います。

 

ただ、かけがえのない高校3年間、充実した高校生活が送れるよう自分にあった高校を選ぶのが一番大事ですが、楽しいだけの高校生活を送って、自分の思うような大学に進学できなかったらそれも残念ですね。

大学受験の戦略、高校選びの時から始まっています。自分の今の学力と行ける高校の進学実績や持っている推薦枠なども考慮にいれて進学先を検討してください。大学入試は実力+戦略&情報戦です。

つばめセミナーに来て頂いた生徒さんにはそんな情報もお伝えしていきます。

 

次回は、高校の探究活動と大学受験について述べたいと思います。

 

 

 

2022-04-14 20:53:00

総合型選抜対策は何をいつから? 7月1~3日長坂塾セミナー開催告知

私が教えをうけている長坂塾の仙台でのセミナー開催予定をお知らせします。場所はアエル6階です。

7月1日~3日に開催します。この3日間のなかの日程詳細、参加費などは追ってお知らせします。

①高校1年、2年生、3年生対象「総合型選抜、学校推薦型入試の対策講座

②小学生・中学生・高校生の保護者対象「これからの大学入試への取り組み~指導の現場から~

③指導者対象「総合型選抜の指導者講習(小論文、面接、志望理由書)

④高校生対象「覚えずに日本史の偏差値をあげる勉強法」(『テーマ別日本史解説集』込み)

⑤300個の英単語を30日間で覚えずに定着させる「30日間記憶の定着法セミナー」

⑥受験生対象の「個別指導」(小論文、面接、志望理由書)

お問い合わせは

長坂塾: info@nagasaka-kk.com  または  つばめセミナー:info@tsubame-seminar.com まで。

こちらの長坂塾のブログもご覧ください。

総合型選抜対策は何をいつから? 7月1~3日「仙台市セミナー」開催告知 | これでも元私立高校教員 (ameblo.jp)

 長坂塾HP:新着ニュース - nagasaka-kk ページ! (jimdofree.com)

2022-04-13 20:04:00

東北学院大学の総合型選抜、学校推薦型選抜の小論文試験を考えてみました

東北学院大学の総合型、学校推薦型の小論文試験、HPに過去3年分が掲載されています。以下に2021年度の小論文について私の感想を記載します。

文科系5学部ではこの2年間は、1000字程度の評論文を読ませて、1問目で、100字で要約、2問目で自分の考えを700字以内で論述するものです。

A日程では、「教育格差」と結果の平等について述べた評論です。そこで触れられている、アファーマティブアクションン(積極的差別是正措置)について、自分の考えをまとめる設問です。特に問題文では、男女の格差を取り上げていました。私がまとめるなら、女性の管理職登用のポジティブアクションを具体例として述べ、まずは、女性が管理職であることが珍しいことではない、普通である状況を作り出し、ダイバーシティとインクルージョンの重要性からアファーマティブアクションによって多様性のある包摂的な教育環境を実現することで活力の向上につながると論述したいと思います。

B日程では、高校国語改革についての評論が課題文となっています。第2問目の設問が「高校国語で「文学作品」を読むことの是非」について自分の考えをまとめます。私なら、高校国語で学んだ、文学作品を例に挙げながら、言葉のもつ力、言葉の持つ複雑性をどこで感じたのかを述べたうえで、この評論のタイトルにあるように「論理と文学 線引き困難」であり、文学作品だけではなく、高校国語で取り上げられる文章をしっかり読み込んで、作者の気持ちに共感をすることがとても重要であることを述べたいと思います。

また、工学部の小論文では、100字~150字程度のそれぞれの学科の専門に関係するお題が与えられ、考えを600字以内で述べるものになっています。工学部の小論文については、自分の学びたい分野について、しっかり下調べをして、関連する書籍などを読んでおくといいでしょう。

是非、クリティカルなあなた独自の考えで、小論文を書けるように訓練を積んでください。

また、2022年度入試の過去問が公開されましたら、こちらも解説をしていきたいと思います。

 宮城県 仙台市で【総合型選抜(AO入試・推薦入試)個別指導】 志望理由書・活動報告書・面接の個別指導 をいたします。

総合型選抜や学校推薦型選抜で大学入試を考えている高校生の皆さん、連絡をお待ちしています。

 お問い合わせはこちらまで→メールアドレス:info@tsubame-seminar.com

 つばめセミナー代表 平井

 

2022-04-09 18:41:00

7月に長坂塾のセミナーが仙台で開催されます

私の小論文指導のための指導をいただいている、名古屋で長坂塾を主宰する長坂先生が、7月1日(金)、2日(土)、3日(日)に仙台に来られて、セミナーを開催していただけることになりました。まだ、詳細はこれからになりますが、「未来の大学入試に向けて ~今何をすべきか~」と「30日間記憶の定着法のセミナー」は実施予定です。

宮城・仙台の中学生、高校生、そしてその保護者様(小学生の保護者様も可)に是非聞いていただきたい内容です。

また、先生のご専門である日本史の独自テキスト「テーマ別日本史解説集」を使った「日本史の勉強法のセミナー」や、「小論文、面接、志望理由書指導講習会」、保護者のための「これからの子育てに必要なクリティカルシンキングとは」なども開催が可能です。

複数名のリクエストがあれば、スケジュールに組み込みたいと思いますので、お問い合わせ欄から気軽にご連絡いただきたいと思います。

また、小論文や志望理由書の個別指導を長坂先生から対面で受けたいという生徒さんがおられましたら、夜遅くの時間帯になると思いますが、お問い合わせ欄から連絡をお待ちしております。できる限り対応できるように相談したいと思います。

場所は仙台駅前のアエル6階の仙台市中小企業活性化センター内のセミナールームです。

 長坂塾HP:新着ニュース - nagasaka-kk ページ! (jimdofree.com)

長坂塾ブログ:これでも元私立高校教員 (ameblo.jp)

 

 

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