お知らせ
2022-04-25 21:27:00
大学受験の戦略 高校選びも重要①
共通一次世代の私が高校生の頃は、大学受験の方式は、ほんの少数の指定校推薦と一般入試だけだったと思います。そのほかには帰国子女入試が特別枠であったくらいかもしれません。ですので、どこの高校に行っても、一生懸命勉強するしか、希望の大学に行く方法はありませんでした。
現在の大学入試は総合型選抜、学校推薦型選抜が入学者の約半数を占めています。自分の個性にあった方式での受験をすることが希望の大学の合格に一歩近づく方法です。特に学校推薦型選抜のなかの指定校推薦は日々の学校の勉強を大切にして、いい成績をとれば推薦を受けることができます。
今回は私立大学に絞って話をしたいと思います。
皆さんが行きたい大学、学部はどこですか?その大学・学部に行ける指定校推薦を持っている高校はありませんか?
あなたの特技(スポーツや芸術など)が生かすことができませんか?
また、その高校はあなたの現在の学力で、入学後の成績はどのあたりになりそうですか?希望する大学の推薦に必要な評定はとれそうでしょうか。
評定は、チャレンジをして自分の実力より一つ上の高校に行くより、少し余裕を持ったレベルの高校のほうが評定はよくなるでしょう。
実際、中学時代に成績が自分より振るわなくて、ランク下の高校に行った同級生が3年後に指定校推薦で入った大学は一般入試で受験した自分とはランクがかなり上の大学だったと言うこともよく聞く話です。
例えば上智大学には、カトリック特別入試という学校推薦型選抜の一つにあたる制度があり、カトリック系の私立学校の生徒が受験可能です。
もちろん、評定基準や英検資格などが必要ですが、一般入試に比較すれば比較的入りやすい制度になっています。
また宮城県では人気の東北学院大学。宮城県内のほとんどの高校で指定校推薦の推薦枠があると思います。
仙台一高や仙台二高などでは、おそらくその推薦枠は誰も使うことがないでしょう。
一方、偏差値50以下の高校では成績上位の生徒さんが利用されるのではないでしょうか。
学校によっては、推薦枠のある学部が限られていることもあるそうです。
実は東北学院大学へ入学する一番の近道は、東北学院中学から入学して、高校からTGコースに進むことだと私は個人的に思っています。高校からなら東北学院榴岡高校から内部進学ですね。
宮城県では、公立高校の多くが国公立大学への進学を薦めるのに対して、私立高校がうまく指定校推薦を使って大学進学を勝ち取っている印象があります。
GMARCHや関関同立、日東駒専などの有名大学にも複数の推薦枠を持っている高校もあります。
自分の行きたい大学が決まっているのであれば、指定校推薦を狙って受験する高校を選ぶのを一つの考え方だと思います。
ただ、かけがえのない高校3年間、充実した高校生活が送れるよう自分にあった高校を選ぶのが一番大事ですが、楽しいだけの高校生活を送って、自分の思うような大学に進学できなかったらそれも残念ですね。
大学受験の戦略、高校選びの時から始まっています。自分の今の学力と行ける高校の進学実績や持っている推薦枠なども考慮にいれて進学先を検討してください。大学入試は実力+戦略&情報戦です。
つばめセミナーに来て頂いた生徒さんにはそんな情報もお伝えしていきます。
次回は、高校の探究活動と大学受験について述べたいと思います。