高校生の皆さんは１０年後自分が何をして、どのように暮らしているのか、想像できますか？

志望理由を考えるにあたって是非想像して見てほしいと思います。

行きたい、あるいは、行ける大学にとりあえず何とか入って、そこで就職できる会社に就職するのか？

はたまた、 自分がありたい将来に向けて、今何をすべきか、どんな大学のどんな学部で何を学べばそれが実現できるか、逆算して考えられるか。

１０年先を考えて、今やっていることがそのときの糧となるように、考えて欲しいと思います。いつ何歳になっても遅くはないと言いますし、いつからだって始めることはできると言うのは間違いではありませんし、いくつになっても新しいことにチャレンジすることは素晴らしいことです。ですが、若い時はやはり柔軟性も記憶力も体力も何でもあります。そして、今５０歳を過ぎて思うのは、新しいことを学ぶ時にも、若いときの学びの貯金が多ければ多いほど、上手くいっている人が多いような気がします。それは、決して教科の勉強だけではなく、スポーツだったり、アートであったり、読書であったり、何でもいいと思います。たくさん学んだことや、何かに打ち込んで努力したことが重要だと思います。

高校生の皆さん、大学になぜ行きたいですか？そこで何を掴み取りたいですか？以前指導したとある生徒さんは、志望理由を書くための対話を繰り返す中で、これからはもっといろんなことを考えて生きて行きたいと言ってくれました。指導する私にとって何よりうれしい言葉です。

是非、心踊らせて大学に進学して欲しいと思っています。そして１０年後にこんなはずじゃなかった、とだけは言わないように、今を大切にして欲しいと思っています。

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