お知らせ

2023-04-09 16:15:00

実録 志望理由書ができるまで その1

昨年指導し、立教大学 現代心理学部 映像身体学科に合格した生徒さんの志望理由書ができるまでを綴っていきたいと思います。
最初に、つばめセミナーに来た時には、実は経済学・経営学系の学部志望ということでした。
志望理由書を書くために様々な角度から対話を進め、なぜ、その学問を学びたいのか、何を深めていきたいのかを引き出していきました。
生徒さんはファッションにとても興味があるとのことでした。自分の心が動くものであるファッションの楽しさや素晴らしさをたくさんの人に知ってもらいたいということで、将来的に自分のファッションブランドを立ち上げたいというのが将来の夢でした。

そこから、対話が始まって、経済学とは何を学ぶのか、経営学とは何を学ぶのか、ファッションのどこが好きなのか、心が動くってどいう言うことなのか、ものが売れるしくみとは何か、経営学や経済学のやさしい入門書から読み始め、また、大学のオープンキャンパスで経済学の授業を受けたり、個別相談で大学の経済学部の教授とお話したり、何を学ぶ学問なのかという理解を深めるなかで、自分が目指す方向は違うのではないか??という疑問が芽生えてきました。

実は、その時点ですでに高3夏休み。基本的には指定校推薦を考えていました。ただ、文学部は違う、法学部も違う、興味があるとすると、、経済学系、経営学系かな、というのが実情で、どちらかというと、そこそこ名のある首都圏の大学に進学して、東京でのキラキラ大学生ライフをエンジョイしたいというのが一番の希望でした。

その志望理由に、〝喝”を入れたのが彼女の兄です。彼女の兄はGMARCHの一つに通う大学生なのですが、大学受験では合格した中で一番偏差値の高い大学に進学しました。決して興味がない分野ではなかったのですが、それでも、本当に学びたいことを突き詰めて考えることなく、進学をしたそうです。その大学での学びは少々つらいと言ったそうです。せっかくの大学4年間、自分の学びたいことをしっかり考えて学部を選ぶべきと彼女へ助言をしました。

実感のこもった助言に彼女も思うところがあったのでしょう、そこから、指定校のリストを眺めながら、自分が行きたいと考えているいくつかの大学のパンフレットを読み込んで自分は何を学びに大学に行くのかを考え始めました。(次回につづく)

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