お知らせ
2022-01-02 14:07:00
人生の分かれ道その2 人生は偶然でできている
私はキャリアコンサルタントの資格を持っています。資格取得にあたって、指定の養成講座を受講しました。
そこで、実技とともに、様々なキャリア理論を学習します。そこででてくる理論の一つにクランボルツ 教授らが提唱した考え方で「計画的偶発性理論/計画された偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)」というものがあります。「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」として、その偶然を計画的に設計して自分のキャリアを良いものにしていこう、というキャリアパスに関するポジティブな考え方です。
偶然の出来事、偶然を計画的に設定して。。。というのは、受験でも同じです。もちろん第一志望に合格できるように努力をするのは当然ですが、それでも不合格の場合、第二志望に進学した場合、とか、様々な場合を想定して、どう転んでも前向きに生きていけるようにしたいですね。乃木坂46の「きっかけ」の歌詞にあるように、生きることは、一つの選択肢を選んで、考えたそのうえで未来を信じること、人生に正解はありません。
さて、人生の別れ道について、私の経験をお話をしていますが、今回は弟の話をします。
弟は、外資系の精密機械のメーカーの設計開発部門にエンジニアとして就職しました。首都圏から離れたくないとずっと言っており、首都圏に職場のある会社を選びました。ですが、その後、様々な経済状況や事業環境の変化の中で、彼は一度として自ら転職活動をすることなく、会社側の都合(M&Aや事業分割、合併など)で5社も会社を結果として渡り歩くこととなりました。事業所も首都圏から、県庁所在地ではない地方都市へと移り、首都圏を離れることを渋っていましたが、周囲の勧めもあり、退職することなく、転居していきました。私に詳しい話をすることはありませんが、おそらく、会社が変わるたびに、人生の選択・分かれ道があり、どれかの選択肢を選ぶ必要があったことだろうと思います。経営方針が変わり、経営幹部も変わり、様々な葛藤があったようです。そのなかでも、その場その場で新たな環境を楽しんで、前向きに仕事に取り組んでいます。これら選択は、自分で望んだものでも、計画したものでも、あらかじめ分かっていたものでもありません。きっと、ある程度の年齢の方であれば、これぐらいの経験をされている方は多いと思います。
高校生・受験生の皆さんも、これから訪れる人生の分かれ道を前向きに捉えられるようにしてもらいたいと思います。初めに戻ってクランボルツ は、積極的な人生の転機を迎えるために「こじじゅらり」と我々が語呂合わせて覚えた5つの行動指針:「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「冒険心」が大切だと述べています。
チャンスの女神様の微笑みを見逃さないようにしたいものです。
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つばめセミナー代表 平井